在宅ホスピスというのは、ホスピスと同じようなターミナルケアを、在宅で行うものです。

具体的には、終末期にある患者が人生の最後の時間を自分の家で過ごしたいと希望する場合に、その意志と自己決定を尊重し、可能な限り在宅で生活することを主要な眼目とする治療を行います。

この在宅ホスピスには、家族の十分な理解と協力や、医療側の十分なバックアップ体制が必須となります。

基本的に、延命治療は行わず、痛みの除去を中心として患者の生活の質を少しでも高めることが目指されます。

作業療法というのは、身体や精神に障害のある人に対して、心身の機能回復や社会適応能力の向上、残存機能を最大限に活かすことなどを目標とし、絵画や手芸、木工などの作業を通して、治療や訓練を行うことをいいます。

作業療法士というのは、理学療法士及び作業療法士法により、国家資格として位置づけられている職業のことをいいます。

この作業療法士は、厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示のもとに、作業療法を行うことを業とする者とされています。